三好市立池田小学校出前授業結果
日時:令和5年5月29日(月)13:50~14:35
場所: 池田小学校 中校舎3階ホール
テーマ:地域課題(地域として困っていること、なんとかしたいこと)解決のための取り組みについて
講師:阿波池田商工会議所 会頭 丸浦世造 氏
参加者:6年生 2クラス 計59名 教諭4人
事務局:三好市商工政策課 萩原主事、阿波池田商工会議所 坂本専務理事・竹内経営指導員
【講演内容】
・地域社会で学ぶとはどういうこと
地域で困っていることを知るためには、家庭や学校の外に出て、いろんな人の話を聞くことからはじまる。考えて最適の答えを導き出すが、社会において100点満点の答えは無い。良かれと思ってすることでも、感謝する人、迷惑と感じる人がいる。
人生は思いどおりにならないことが多いが、失敗を恐れず、あきらめないことが重要。思いどおりにならない時には、自分を励ます呪文を持っておくといい。「まーいっか。」「次がんばろう。」「いい勉強になった。」等、問題・課題に挑戦することが学びであり、成長でもある。
・地域の課題について(日本の人口の推移を示した折れ線グラフを示し)
我が国の人口の推移を示したもので、総人口は2008年をピークにどんどん減り続けており、特に年齢別でみていくと65歳以上が横ばいであるのに対して、64歳以下の人口減少に歯止めがかからない状況である。
この地域の課題も人口が減少して賑わいが無くなっていることである。私たちは「四国酒まつり」等のイベントを行って観光客を増やしたり、ワーケーションを推進して地域で働く人を増やしたりしている。地域外から人を集めるにはどうしたらいいかを考えてほしい。「妖怪まつり」や「うだつマルシェ」等、いろんなイベントに参加し、賑わいづくりに協力することも社会学習である。
・活動は自分や周りの安全を第一に考える
危険で近づいてはいけない所には行かない等、安全を第一に考える。
・自分たちでできることから始める
地域を訪れた人にホットしてもらえるように徳島銀行のある交差点の傍の花壇に季節のお花を植えている。年末に阿波池田駅に降り立った人が元気になるようにへそっ子公園にイルミネーションを点灯している。これをしたら人口が増えるとかの答えは無いが、自分たちでできることをコツコツとやっている。皆さんが運動会で元気に活躍している姿を見るだけで地域の人たちが元気をもらえると思う。
大人だけじゃなくて皆さんもアイデアを持ち寄って、気持ちを一つにしてやれることからやる。成功したら皆で喜びを分かち合う。そうすることで街を元気にしていってほしい。
【質疑応答】
Qにぎわいづくりの進め方は?
Aまずはこの街の魅力を知ってもらう。そして来てもらう。好きになってもらう。関わってもらう。最終的に住んでもらえると一番いい。
Q三好みらい創造推進協議会とは?
A行政や企業単体では行い難いところを上手くできるよう、足して2で割ったような団体。