池田高等学校定時制出前授業実施結果
日時:令和6年1月19日(金)
場所: 池田高等学校 定時制読書室
テーマ:「人生を豊かにするために大切なこと(人生100年時代をみすえて等)」
講師:17:30~18:10 (社福)池田博愛会 箸蔵山荘 サービス管理責任者 木村 公明 氏
係長 山口 智隆 氏
18:10~18:50 (株)山全 SDGS推進室長 猪森 淳 氏
参加者:生徒1~4年生 11人 教諭5人
事務局 阿波池田商工会議所:坂本専務理事、竹内経営指導員
合計 2人
講演概要
講師:(社福)池田博愛会 箸蔵山荘 サービス管理責任者 木村 公明 氏、
係長 山口 智隆 氏
(木村 公明 氏)
・社会福祉法人池田博愛会の紹介。博愛会は、障がいのある成人・児童、高齢者
の入所・在宅サービスという4つの分野で、全部で18の事業所がある。
介護の現場では、最近は介護ロボット等の導入が進んでいる。
地域が元気で無いととの考えから、地域交流拠点「箸蔵とことん」での活動や、
地域と連携した防災訓練等行っている。
・福祉の仕事は、笑顔、幸せを創っていく豊かな人生をサポートしていく仕事と考えている。仕事をやっていると、目の前の人の笑顔が嬉しい、そして、その先にある家族や周りの人たちの喜びが加わってくると最高の喜びと感じる。
・仕事を行う上で大事なのは自分の人間としての価値の向上だと思う。最終的に
は他者のために生きるというのが喜びになる。
・小さな夢を描いても叶えるのが難しいかもしれない。大きな夢を描き目指すこ
とによって自分が到達できるものがある。
つまずいても一所懸命取り組み、七転び八起きできることが人生豊かにすることだと思う。
・好きなことは幾らでもできるが、嫌いなことはできないと思う。しなければならないことに自分が好きなことを求め、努力していくという仕組みを作ることで、人生が豊かになると思うので頑張ってほしい。
(山口 智隆 氏)
・障がい者施設「箸蔵山荘」の概要を紹介。
・福祉の仕事に向いている人としては、思いやりのある人、臨機応変に対応で
きる人、人と関わるのが好きな人、ポジティブな考え方をする人、障がいへ
の理解がある人、利用者さんの話を親身に聴くことができる人。これが一つ
も当てはまらないからと言って、福祉に向いてないというのではなく、働い
てみて気づく面もある。思い切って福祉に飛び込んでみるというのもいい。
・働いてみてよかったことは、利用される方に長期的にかかわる事ができ成長
が見られる事が嬉しい。利用される方の人生に、深く長く関わり、共に歩め
やりがいを感じる。平日に休みがとりやすい、無資格でも働けて資格の取得
ができる。やりがいのある仕事であると思っている。
講師:(株)山全 SDGS推進室長 猪森 淳 氏
・株式会社山全の概要を紹介。
会社の経営理念は、「自然とのバランスを保ち未来へ夢を育む」。
工事の技術は発達し、ICT専用の重機が無人で設計図どおりに土を掘削した
りできるようになっており、工事期間の短縮も図られている。
コンクリート表面の仕上がりを美しくする「ピカコン」という器具では、特許
を取り、全国の建設現場で使われている。
自然との共生ということで、間伐材を活用した木造の移動ハウスや、伐採木材
の有効活用、ハイブリッド重機の使用等に取り組んでいる。
・求める人物像としては、何事にも前向きな人がいい。自然の中での仕事であり、
チャレンジしてやろうという気持ちがあるといい。人間関係も大切である。工
事の現場では地域の人との関係を大事にする必要がある。
また、物づくりに興味のある人がいい。資格はすぐには必要ない。
・人生を豊かにするためには、自分が好きな仕事、やりたい仕事をするのがいい。
地元のために何かしたい、地域を守る仕事をしたいと思い今の仕事に転職をし
た。以前の仕事ではノルマに追われそれをこなすことに追われていたが、今は
明日はこれをやろうと地域のために前向きに取り組めている
・野球をやってて高校生の時先生に、目標を立て逆算して今必要なことをやれと
言われ、日々取り組み目標を達成してきた。楽しい人生でよかったと、後悔の
ないよう頑張ってほしい。